23 August,2005
あなたの名前を呼ぶために |
葉と葉の重なりを
ひょいと指で押し退けて
光を見せてくれたのが
あなたでした
私は
あまりの眩しさに
光合成をすることも忘れ
ただ立ち尽くしていました
我に返り
お礼を言おうと
あなたを追いかけたのですが
なにぶん私の心と同じで
スカスカの茎でしたので
声にならず
カラカラの口の中に
また太陽は注がれました
葉脈が
音を立てて
震えているのが聞こえますか
でも
寂しいのではないのです
恋しい 恋しいと波打つのです
あなたの名前を呼ぶために
私は光合成に励むのです
|
|