16 May,2005
超近代的恋愛に逆走してみる |
「サビシイ」と指で打てば
「サビシイ」は瞬きする速さで
あなたに届くけど
淋しさはあなたに届かない
恋が生まれるのも簡単で
想いを伝えるのも簡単で
けど傷が治るのは難しいよ
ハチ鳥が蜜を吸うように
私たちは恋愛できるけど
高速を駆け抜けるダイヤモンドは
排気ガスにまみれて
インターを下りた頃には
いつまにか退屈な濁った塊
くたびれてしまって
しゃがみこんで
道端で見つけた単なる石ころは
歩いているうちに手の中で
ゆっくりと光を放ち
今では足元を照らしてくれる
だから躓くこともなく
あたしは生きていけるんだ
あなたは「サビシイ」と
あたしの指が動き出す前に
いつも見つけ出してくれる
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